食育について
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食べることは生きること~食育と歯科について~
宮崎県延岡市の歯科医院、竹尾歯科では食育と噛み合わせの観点から、全身疾患の予防まで考えた歯科医療を提供しています。
食育と歯科の関係や、お口と身体の関係について詳しく解説します。
口は全身の入り口
口は全身の入り口です。ただ単に食べ物を噛むための器官と思っていませんか?歯だけではなく口腔は全身との繋がりを持ちます。従って歯の不具合、口腔の異常は全身に様々な影響を及ぼすのです。
むし歯が原因で噛み合わせに不調が起こった場合、口腔周囲の筋肉に偏った緊張や不調和が生じ、その情報は全身に伝わるため姿勢にも変化が現れます。その結果、脊椎や骨盤の異常や歪みを生じ、整形外科的に、さらに便秘や下痢などの内科的症状も引き起こしかねません。また、噛む=咀嚼(そしゃく)という行為ですが、実は脳の血流にも影響を及ぼすとまで言われているのです。
これら一部の事をとっても口は私たちの健康に大きな影響を与えるのだという事がご理解いただけると思います。
病巣感染
病巣感染と言う言葉は聞きなれないかもしれませんが、当院は患者さんにご自分の身体の事をたくさん知って頂きたいと考えています。健康を維持するために必要なことは正しい情報を得ることです。考え方1つで健康にも不健康にもなる可能性も。むし歯や歯周病は咀嚼力の低下だけではなく、全身にも影響を及ぼします。さらに免疫を介した全身への影響もあるのです。
むし歯や歯周病の細菌が原因になる慢性的な炎症の影響により、歯とは全く離れた全身のどこかに病気(二次疾患)が生じることを歯性病巣感染と言います。特に近年では歯周病による炎症性物質を介した全身への影響が特に注目されていますが、中でも早産・低体重出産、糖尿病、さらには動脈硬化、骨粗鬆症に関しては多くの知見が集積されつつあります。(日本病巣疾患研究会HPより一部抜粋)
当院では、一年に一回の大掃除として歯周組織検査・レントゲン撮影を行いますが、それはこのような病巣感染の早期発見にも役に立つのです。長年原因不明だった全身疾患や、数十年も薬を飲み続けていた人が一本の歯の根っこの治療により改善したなどと言う報告は珍しくないのです。
- 食べることは生きること
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私たちの身体は、自分が食べたものでできています。また、全身を構築している細胞達は常に入れ替わっています。多くの人はその事に気づいてないのかもしれません。細胞の構成成分、細胞膜を強くするには…、骨をつくる分子…等々、これら全て私たちが食べたもので作られるのです。
どうして入れ歯を調整しても痛みが消えないのでしょうか?口内炎の良くできる人、歯周病の治療をしてもなかなか改善しない人、私たちも頑張って、患者さんも頑張って…でもなかなか改善しないという事もたまにはあります。そんなあなたは普段どのような食事をしているのでしょうか?一筋縄で行かないほとんどの人は食事に問題があったりするのです。
当院では難治性の疾患や、持病をお持ちの方、できるだけ薬に頼りたくない方などを中心に栄養カウンセリングも行っております。口だけを診るのではなくホリスティックな診察・診療に取り組む事が重要なのだと常に考えています。